2013.2.4第10回 中電対話デー 報告

2013.2.4第10回 中電対話デー 報告

この日の対話デーでは中電からは広報2名と総務1名が対応。市民側からは11名が参加しました。
150分の1に縮小した模型を使っての津波実験の費用や目的など尋ねようとしたのですが、質問や意見で時間はあっという間に過ぎてしまい、尋ねることはできずじまいとなりました。ごくごく簡単ですが、報告をします。

s=市民 t=中電  ※=ちょっとつっこみ  です。

s 芦浜原発の用地について地元の町長が寄付してほしいといっていますが、寄付しないのですか?原発の立地で地元の人にさんざん迷惑をかけていたのですからあたりまえです。2000年から広い土地がずっとそのままになっています。お金のムダです。

t 寄付の要請は正式に来ていません。その時に判断します。

s 原発が止まっても電気は足りているのですよね。新しい原発を造るとすると、その原発が作る電気を火力などで確保(バックアップ)しなくてはならないのですか?これは法的にそうなんですか?

t 電気事業法で「供給しなければならない」とされています。

s だとすると、最初から原発が無くても電気は足りていたことになるのでは。

t 古い武豊火力などムリに動かして・・それに自動車工場では週末稼働をして・・他の電力会社にも融通しなくてはなりませんでしたし・・

s 中電は充分余裕があることは判っていましたよ。それでも、原発が止まって赤字になったのですから、そんな原発を建てた経営陣の判断ミスです。だから経営陣は報酬カットで責任をとるべきだと思います。

s 将来の発電計画、例えば100年後はどうするつもりですか

t 国の計画によって社の方針も決まると思います。今後も原子力は必要かと・・

s 中電は原発比率が少なくて赤字は他の電力会社と比べても少なくてすんでいます。だから中電は優秀!ってみんな思っているのです。それなのに対応している広報の方は、原発はもっと必要でわが社は優秀って思っていない対応をしていますよ。

s 浜岡原発の敷地内にあるH断層ですがだいじょうぶと中電はいっています。でも、規制庁ではそれをまだ評価していないですよね。なぜだいじょうぶといえるのですか?

t 7月からの話ですが確認しながらやってゆきますので。

s 高速増殖炉‘もんじゅ’が増殖するプルトニウムですが、設計値では1.2倍とあります。でも実際計算してみるとプルトニウムが倍増するのは95年もかかることを以前示しましたよね。何も言わないじゃないですか、ちゃんと答えて下さい。

s 以前、火力、水力、原子力でコストを計算しました。原子力は中電の発表より高くなりました。理由は原子力だけに必要な再処理費用などは含まれていませんからね。

t 水力については揚水発電と一般水力発電があるから・・水力としては正確ではないですよ。

s どうしてそんなことが・・・揚水発電の発電単価をいつも株主総会で尋ねていても、分けていないとして答えていません。そんなことを言うんでしたら、揚水発電についての発電単価などデータを出して下さい。

※それにしても驚きました。中電の広報社員が「これからのエネルギーは核融合も・・」ですって!集まったみなさんのから激しいブーイングが起きましたけどね。

投稿日: 2013年2月15日 | カテゴリー: 中電対話デー | パーマリンク コメントする.

コメントは受け付けていません。