大飯原発3・4号機の運転再開決定に抗議する

本日(6月16日)、政府は関西電力(株)大飯原発3、4号機を再稼働させるという最終判断を下しました。未来につなげる・東海ネットはこの決定に抗議します。

なお、政府の最終決定を受けて、同日午後4時から関西電力東海支社前において抗議のアピールを行いました。事前の呼びかけがほとんどできない中での緊急の行動でしたが、40名ほどが参加しました。

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【抗議声明】大飯原発3、4号機の運転再開決定に断固抗議する

 野田政権は本日、関西電力(株)大飯原発3、4号機を再稼働させるという最終判断を下した。国民の半数以上が、拙速な運転再開に対し反対又は懸念を示しているにもかかわらず、「電力が不足する」「安全は確保されている」「国民の生活を守るため」という虚偽と詭弁を弄して、実際には安全性が確認されていない大飯原発の再稼働を「財界を守るために」決定したのである。私たちは、この民意を無視した野田政権の暴挙に断固抗議する。

とりわけ、国民に直接的、間接的にも影響を与えうるこの重要な問題が、従来と変わらず立地町と福井県という極めて狭い範囲の同意のみで決定されたことは、到底納得できるものではない。福島原発事故で実際に起きている放射能汚染の広がり、その処理に私たち国民の血税が投入されているという現実を全く無視しているからである。

大飯原発の風下である東海地域は、大飯原発から電力の供給を受けていないばかりか、節電によって関西電力への融通に協力する立場でありながら、万が一の事故では、被害だけを被る立場にある。私たちは、大飯原発の運転で事故のリスクを背負い込む「当事者」であるにも関わらず、一度も意思を示す機会を与えられなかった。現に防災指針の見直しによって、重点的に防災対策を講じる地域の拡大も予定されているにも関わらず、極めて非民主的で不当な手続きだと言わざるをえない。

国民は、福島原発の発生以来、電力会社や国の無責任な対応や原発の安全対策の杜撰さを見せつけられて来た。しかも、従来の安全指針・安全基準類が意味をなさなくなったという事実だけでなく、原子力発電所の安全性をチェックすべき原子力安全・保安院自らが、規制を緩めるために動いていたこと等も次々と明らかになっている。国民の利益に反する行為をしていた保安院が、依然として安全審査を行い、課題を多々残したまま傍聴者を閉め出し、委員の一部が抗議する中で、関西電力の手前勝手な安全評価を良としたのである。原子力安全委員会では、委員長がストレステスト一次評価だけでは安全確認はできないと明言しながらも、保安院の結果を追認した。とてもこれに正当性を認めることはできない。

しかも、仙谷政調会長代行は、他の原発についても粛々と再稼働の手続きを進めると発言している。相も変わらぬ手法で小手先の暫定的な安全基準を作り、原発を動かし続けることで利権集団を守ろうとする姿勢には、この甘い認識が国土の一部を半永久的に失う大災害を引き起こしたことへの反省は見られない。

福島原発事故の真相究明も終わらず、事故の犠牲者への救済も不十分なまま、空虚な言葉を弄して大飯原発再稼働を強行する野田政権に、国民の怒りは頂点に達している。いますぐ退陣すべきである。野田政権を支える民主党にも明日はない。

私たちは、近く行われる総選挙を含め、これからもあらゆる機会を利用して、原発の再稼働を止めるために行動していくことを決意する。

以上

2012年6月16日
未来につなげる・東海ネット

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投稿日: 2012年6月16日 | カテゴリー: その他, 調査・提言 | パーマリンク コメントする.

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