C-ラボ(市民放射能センター)週刊ニュース(2011年10月26日配信)

C-ラボ(市民放射能センター)週刊ニュース(2011年10月26日配信)

9月25日に開所式を終え、正式にスタートしたC-ラボ。登録いただいた測定ボランティアは約40人。毎日2~4人のボランティアでローテーションを組んで測定作業をしています。これから定期的に、その様子を発信していきたいと思います。
これまでの測定結果の注目すべき点は、玄米と土です。

■Topics1 千葉県産の白米からセシウム検出!

岐阜県・愛知県・富山県・三重県・静岡県・山形県・秋田県・宮城県産の玄米からは不検出でした(測定限界5Bq/kg)が、千葉県香取市の白米からセシウム137を3 Bq/kg検出しました。香取市は千葉県の北部、茨城県に近い場所にあります。千葉県西部から北部の農産物は検査をした方がいいかもしれませんね。(渡邉)

■Topics2 愛知県新城市の土壌からセシウム検出!

新城市の9地点から採取された土壌サンプルからセシウムが検出されました。セシウム2種(Cs-137とCs-134)合計で、少ないもので9.72Bq/kg、多いもので75.9Bq/kg。スピーディの拡散予測でも愛知県東部に放射性物質が到達しているのですが、その予測を裏付ける結果になりました。この数値が多いのか少ないのか、農作業や屋外作業に携わる人がどれくらい警戒したらいいのか、今後、議論しなくてはいけませんね。食べものについては、これまでの測定経験から、お茶や椎茸など特定の作物を除いて、ほぼNDになるだろうと思います。(渡邉)

■測定うら話:ヨウ素検出でびっくり!

土壌検査でヨウ素検出が続出し、測定所は一時期大パニック!  そこで、大沼章子さんに聞いてみました。土壌中に自然に含まれているラジウム(Ra-226)が崩壊する過程でいくつかの段階を経てPb-214(鉛214)を産出するのですが、それを検出器が誤ってヨウ素と認識してしまうようです。ほっとしたと同時に、自然界の放射能の存在を改めて実感しました。(渡邉)

■測定ボランティアのつぶやき

○測定時間は最短でも90分かかります。その間に次の検体の準備やその他の作業をするほか、おしゃべりにも花が咲きます。
「放射能測定結果が出ているネットを見ると、ブリなど魚にもばんばん放射能が出始めたね」という放射能情報や、原発・放射能関係の講演会・イベントの情報など、有意義な情報交換の場にも。
関東から避難してきた方もボランティアとして複数参加されているので、避難生活の苦労話などを聞くこともあります。

○「国の基準が甘くなればなるほど、私たちは国を信用しなくなるわよ!  厳しい基準に基づいて生産・流通してくれるようになると、このセンターもいらなくなるのにねぇ」と、ぼやきながら測定していま~す。

■事務局より

愛知県新城市の一番高かった土の数値(上記)を1平方メートル当たりに換算すると、4933Bq/㎡、C-ラボで測定した南相馬市の土は19万3050 Bq/㎡でした。新城市にも放射性物質は降っていますが、それらに比べると遙かに低い数値であり、福島県など高濃度汚染地域の深刻さが分かります。

※土壌の比重を1.3、表面から5㎝までの土壌を採集したものとして算出

計算式1(m)×1(m)×5(㎝)×1.3×x(Bq/kg)

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投稿日: 2011年10月26日 | カテゴリー: 放射能測定センター | パーマリンク コメントする.

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