福島の森林-今や放射能貯蔵庫–は突然変異した生命に満ちている

Fukushima forests, dubbed ‘radiation reservoirs’ are full of mutated life forms

By Daniel Barker; Natural News 2016.3.18

福島の原発事故から5年が経つが、膨大な量の放射能がこの地域、特に原発の近くの森林に残っている。

日本政府はもう一度住めるようにするため近くの村の放射能を除去しようと試みてきたが、村の周辺は原子力委員会の勧告で除染されないままである。

政府の除染努力により,村の中の放射線量は大幅に減少したが、一部査読付きの研究に基づくグリーンピースの報告では原発近くの森林は放射能の貯蔵庫であり、そこでは放射線に起因する突然変異がいくつかの植物、および動物種に今現れている。

複雑で広汎な環境影響は初期の段階にあり、半減期の長い放射性核種が原因で今後数百年にわたって続くであろう。

グリーンピースの報告は「いくつかの初期の影響は既に見られる。セシウムが樹皮,辺材、心材へ移行し樹木の内部組織の汚染、新葉、花粉(杉の場合),またモミの変異の明らかな増大、ヤマトシジミ蝶の遺伝的変異、DNAに損傷をうけたミミズ、食用淡水魚の高レベルの汚染、ツバメの繁殖力の低下、重要なエコシステムである沿岸河口の汚染など」としている。

福島の事故はチェルノブイリ以来最悪の事故だが、チェルノブイリでは汚染地域が完全に放棄されたのと異なり、日本政府は2017年3月までに第一原発近辺の村の除染レベルを上げる計画である。これは自分の家に帰還しようとする住民に危険であり、長期的な健康影響をもたらす可能性がある。

現在,進行中の隠蔽

日本政府、国際原子力機関(IAEA)および東京電力はこの深刻な事故の長期間にわたるヒトの健康及び環境に対する意味の深刻さを一貫して軽視しようとしてきた。

2015年のIAEA会長による報告は「植物・動物への影響をもたらす直接の放射線の観察は報告されなかった。(中略)、事故の影響として生物相の個体数およびエコシステムに対して放射線の影響があるとは思われない」としている。

IAEAがグリーピースの査読付きの報告に気づかないことはありえない。関係当局が原発近くの地域での危険な放射能汚染の真の広がりを隠蔽して数千の人々の健康を危険に陥れようとしていることは明らかである。

実際、グリーンピースの報告によれば「日本政府の森林除染に対する取り組みは道路沿いや、森林に囲まれた家の周り20m以内にある落ち葉、土壌、および低木の除去である。福島のような広範囲の除染ではこの方法は意味が無い。70%以上が森林の福島でその除染は不可能である。

原発事故で大きな損失を被った福島の人々はこれから先の意思決定に明快さと知識をもって直面できるよう,正確でかつ完全な情報を責任当局から受け取らねばならないが、それは供与されていない。

原文:http://www.naturalnews.com/053351_Fukushima_Greenpeace_forest_mutations.html

http://www.greenpeace.org/japan/Global/japan/pdf/GPJ-Fukushima-Radiation-Reloaded-Report.pdf