アーニー・ガンダーセンプロジェクト・センサード座談会で語る(2016.3.30)

アーニー・ガンダーセン(Arnie Gundersen)

プロジェクト・センサード(Project Censored)**座談会で語る(2016.3.30)

フェアウインド(Fairewinds)***の主任技術者アーニー・ガンダーセンを囲んだマギー・ガンダーセンらとの座談会録の抜粋]

アーニー・ガンダーセンは日本政府が安全に帰還可能としている福島県内の放射能汚染の広がりを警告。「福島では幼い子どもたちの死亡率の大きな増加があることを知った。日本政府は、自国民に言質を与えないよう、非人間的な対応を隠蔽している」

http://www.fairewinds.org/nuclear-energy-education//arnie-gundersen-appears-on-project-censored-on-march-30-2016

 

抜粋1

アーニー・ガンダーセン:今回の日本旅行で知りえたことの第一は人々が驚くほど自分の故郷と子どもたちに関心を持っていること。第二に日本政府,公共機関、銀行が自国民に対して非人間的な対応であること。私は日本の公権力が国民の望んでいることを無視し、基本的に無理矢理国民に核を押しつけようとしていることに驚いた。私は日本のメデイアがいまなお、国家秘密保護法の圧力を感じていると思う。実際、安倍内閣の主要閣僚の一人は、メデイアが政府の望むように報道しないなら、免許を取り消されるだろうと言っている。

 

抜粋2

アーニー・ガンダーセン:福島で避難を余儀なくされた人々の移住地区で知りえたことの一つは、彼らはオリンピックの開始時期までにすべて帰還するか、移住地区に定住すると聞いたこと。この計画は人々を汚染された地域にある彼らの家に帰還させるか、もしくは他の地域に定住させるという計画である。

マギー・ガンダーセン(フェアウインド):現在も放射線が高く、それらは雪解け,洪水、雨水によって、すでに除染された地域への放射能の再定着があり、除染が終わっているといってすべての人を帰還させるのは、すべての家族、子どもたち、孫たちに死刑を宣告するようなものである。

 

抜粋3

アーニー・ガンダーセン: 最初に言った日本政府の自国民にたいする非人間的な対応に戻ろう。もし、病院に被曝患者を受けいれても、政府は治療費の支払いを拒否する。そのため、医師は文字通り、廃業も覚悟で自らの使命として人々を治療している。そして、私が旅行の最後の日に知ったもう一つは福島県内で子どもの死亡率が過去の年度と比較して急激に増加しているということだ。しかし、この話は日本の医療機関および政府機関によって隠蔽されてきた。災害の前までは毎年発表されてきたデータがいまはだれも発表していない。福島県の死亡データはどこにあるのか。答えは日本政府がそれを出すことを望まないからだった。医学界を動かすとき、あるケースを証明するのに必要とする疫学的データは非常に膨大で難しい。この災害に対する世界の見方に影響するかもしれない科学者のグループと一緒に試料の様々なデータをえたことで我々フェアウインドは良い仕事をしたと思う。しかし,もう一つは自分たちがみていることを正直に報告する医師仲間を得たことである。医学界は圧力というより安倍政権のいいなりになっている。

マギー・ガンダーセン:アーニーとその他の科学者たちが、日本で採取した試料からいくつかの本当に重要な研究を行っていることを皆さんにお知らせしたい。フェアウインド はこれに基づいて発表されるレポートに参画し、新しい情報をもたらしたいと思う。検討には時間がかかるが、準備でき次第発行される。

 

:*アーニー・ガンダーセン(Arnie Gundersen):

フェアウィンズ・アソシエーツのチーフ・エンジニアで原子力撤廃論者である。かつては原子力産業で1990年間で勤務し、当初は原子力推進派ダッタが,内部告発を期に廃止論にかわった。

**プロジェクト・センサード(Project Censored)とは、米国ソノマ州立大学という公立大学のジャーナリズム学科が主催する「検閲されたことによって一般公衆に知らされにくい情報を評価するメディア研究グループ。

***フェアウインド(Fairewinds Energy Education)は事実に基づき、ゆがめられていない原子力情報*のための教育拠点。原子力エネルギーを議論するために広範囲の専門家とコラボしたwebsiteを運営している。